今現在、最も注目が集まっていると言っても過言ではないのがビットコインをはじめとした「仮想通貨」ではないでしょうか。すでに投資されている方などたくさんいらっしゃると思います。テレビでもよく耳にすることが多いですし、初心者から始めることができる投資の1つとして、学生の方などたくさん利用しています。
仮想通貨は国境を越え、専門の取引所で現金を通貨に変換できます。インターネットを通じて不特定多数の間で物品やサービスなどの対価に使用できます。仮想通貨は今では、約600種類以上ともいわれ、多くの国で利用されています。
しかし、その一方株や不動産などの現物資産になるものとは違い、仮想通貨はインターネット上の投資であるため、現物資産でないのが大きなリスクです。しかも、投資した資産の管理は取引所などの第三者に任せているので非常に危険です。
確かに、各取引所でセキュリティ強固を謳ってはいますが、ハッキング被害は発生しています。2014年3月7日のハッキングによるマウントゴックス事件で114億円の被害紛失。最近では、2018年1月26日のこちらもハッキングによるコインチェック事件で580億円の紛失と被害が発生していて、安心安全ではないですよね。取引所などの第三者だけに任せず、自己管理もした方がしっかりと資産が守れます。
なので、今回はそんな被害にあわずに自己管理ができるおすすめハードウェアウォレットをご紹介します。ぜひ自分の資産は自分でしっかり管理してみてください。
仮想通貨は危ない?狙われやすいのか?
当たり前ですが、取引所は常にハッカーに狙われています。理由としては、非常に簡単で何十億、何百億円という仮想通貨が集まっているからです。個人の口座もハッカーの被害にあっている例もありますが、微々たるものなので、仮想通貨が集まっている取引所を狙えば一発で巨額を手に入れられるため、ハッカーとしても手間が省けます。
ハッカーにそもそも狙われるのも取引所等でオンラインで管理しているためです。そういったリスクを少しでも回避するためにハードウェアウォレットは非常に有効なリスク回避手段となります。
もちろんリスクは「0(ゼロ)」にはなりませんが、限りなくリスクを下げることができます。
ハードウェアウォレットとは?
ハードウェアウォレットとは、仮想通貨をインターネットから切り離し、自分の手元で保管可能なハードウェアデバイスのことです。大きさもUSBメモリぐらいの大きさで、仮想通貨のみを保管する専用の管理機器です。
管理の内容としては、仮想通貨自体を保管するのではなく、仮想通貨を有効化するために必要な専用のカギが保管されています。また、各ハードウェアウォレットは、対応している仮想通貨に限りがあり、異なっているのでご自身が利用している仮想通貨に対応しているものを選んでください。
投資額が多くなればなるほど、万が一の時の被害・損失も大きくなります。そんなことがないようにご自身でもしっかりと資産を守りましょう。
ホット・コールドウォレットのメリット・デメリット
仮想通貨の保管状態には、2種類あります。ホットウォレットとコールドウォレットです。取引所などインターネットに接続されて保管されている状態をホットウォレット、インターネットから切り離されて保管されている状態をコールドウォレットと言います。ハードウェアウォレットがコールドウォレットにあたります。
それぞれ、メリット・デメリットがあります。各取引所でセキュリティを強固してもらい、自身でもハードウェアウォレットでしっかり管理し、ホット・コールド両面で守りましょう。
ホットウォレットのメリット(プラス)
仮想通貨の送金や受金が即時に可能なので、頻繁に売買するこができます。
ホットウォレットのデメリット(マイナス)
盗難や不正流出などの被害に合う可能性が高くなり、取引所の閉鎖や倒産で仮想通貨を失うことも考えられます。
コールドウォレットのメリット(プラス)
盗難や不正流出などから守ることができ、取引所の閉鎖や倒産で仮想通貨を失うことがありません。
コールドウォレットのデメリット(マイナス)
仮想通貨が有効化するための必要な専用のカギであるハードウェアウォレットなどの仮想通貨の管理機器を紛失してしまうと、仮想通貨も一緒に失ってしまうので、保管場所も重要になります。
ハードウェアウォレットおすすめ5選
Ledger Nano S 仮想通貨ハードウェアウォレット
フランスのLedger社のハードウェアウォレットです。暗号通貨用のアプリだけでなく、アプリインストールで自分仕様のデバイスに設定可能です。また、複数の通貨送金などを1つのデバイスからできます。
対応の通貨はBIT COIN(ビットコイン)、BITCOIN CASH(ビットコインキャッシュ)、RIPPLE(リップル)など27種類の通貨対応です。
セキュリティもPINコード(4~8桁の数字)によって保護され、PINコードが入力されない限りコンピュータに繋いでもアクセスできません。
価格・スペック
価格 | 15,800円 |
対応通貨 | BTC、BCH、ETH、ETC、LTC、XRP、ZEC、DASH |
対応OS | Windows、Mac、Linux、Chrome OS |
秘密キー | 24単語 |
接続方法 | マイクロUSB |
おすすめポイント
- 日本語カスタマーサーポート利用可能
- 対応仮想通貨が多い
- 秘密鍵が24単語仕様
- 自分仕様のデバイスに設定可能
TREZOR ビットコインウォレット
世界で100ヶ国以上で使用されているハードウェアウォレットです。デバイスと暗証番号がの2つが揃わない限り送金は不可能なので、安全に保管・使用が可能です。
また、無償提供のTREXOR Password Manager を使用するとパスワード管理デバイスとしても使用できます。バックアップがシード文字列を紙に印刷するだけで簡単です。
対応通貨はBIT COIN(ビットコイン)、MONA COIN(モナコイン)など10種類に対応しています。
価格・スペック
価格 | 16,480円 |
対応通貨 | BTC、ETH、ETC、LTC、XEM、MONA、ZEC、DASH |
対応OS | Windows、Mac、Linux |
秘密キー | 24単語 |
接続方法 | マイクロUSB |
おすすめポイント
- 3色から選べるカラー
- 対応仮想通貨が多い
- 秘密鍵が24単語仕様
- MyEtherWallet(マイイーサウォレット)と連携が可能
Digital BitBox ハードウェアウォレット
金融的信頼度の高い国であるスイスで開発し製造されたShift DevicesAG社のハードウェアウォレットです。本体にMicroSDが差し込めて、MicroSDにバックアップデータを保存することができ、紙に印刷して保管することも可能です。
アクセスするには、設定したPINコードを入力しないとアクセスは不可能です。第三者に脅迫などされた時などに使えるフェイクパスワードと設定することができ、フェイクウォレットも開くこともできます。対応通貨はBIT COIN(ビットコイン)、ethereum(イーサリアム)など4種類に対応しています。
価格・スペック
価格 | 8,980円 |
対応通貨 | BTC、ETH、ETC、ERC20トークン |
対応OS | Windows、OS X(Mac OS)、Linux、Source Code |
秘密キー | – |
接続方法 | – |
おすすめポイント
- メーカー1年保証付き
- 秘密鍵ではなくMicroSDで管理
- フェイクパスワードにフェイクウォレットも設定可能
Amazon はこちら
楽天 はこちら
CoolBITX CoolWallet
クレジットカードのサイズのカード型ハードウェアウォレットです。スマホのBluetoothでパスワードや通貨の送受信を行うことが可能です。デバイスとクールウォレットが10メートル以上離れると警告してお知らせしてくれるから安心です。
カード型だから財布などにも収納可能で保管しやすいです。また、素材がプラスッチクだから水に強く壊れにくから安心です。対応通貨は、BIT COIN(ビットコイン)のみとなります。
価格・スペック
価格 | 14,000円 |
対応通貨 | BTC |
対応OS | iOS、Android |
秘密キー | – |
接続方法 | Bluetooth |
おすすめポイント
- 付属品で充電を行うバッテリー式
- 秘密鍵ではなく固定のデバイスとパスワードで管理
- カード式だから収納しやすい
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KeepKey(キープキー) KeepKey
ディスプレイは有機ELディスプレイを採用したハードウェアウォレットです。アクセスするさいは、必ず暗証番号入力が必要で、通貨の送金時も必ず承認が必要となるため、セキュリティ面でも安心安全に管理可能です。
また、ディスプレイ上にすべての送金の内容が確認できます。対応通貨は、BIT COIN(ビットコイン)、Dogecoin(ドージコイン)、Namecoin(ネームコイン)などに対応しています。
価格・スペック
価格 | 17,900円 |
対応通貨 | BTC、ETH、LTC、XEM、ZEC、DASH |
対応OS | Windows、Mac、Linux |
秘密キー | 12単語 |
接続方法 | マイクロUSB |
おすすめポイント
- 秘密鍵が12単語仕様
- アクセスには暗証番号、通貨送金には承認が必ず必要だから管理が強固
- ディスプレイ上で送金内容確認可能
最後に
全世界で投資している仮想通貨ですが、初心者でも簡単に始めれるとあって、これから益々投資家の方が増えていくと同時に、ハッカーなども一緒に増えていく時代です。
自己管理でしっかり管理して、大切な財産にもなる仮想通貨も自ら守ることが大切になってきます。ぜひハードウェアウォレットを利用してみてくださいね。
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