ようやく日本でもAIスピーカー「Amazon Echo(アマゾン エコー)」が2017年11月15日から発売になりましたね。
アメリカでもシェアはNo.1のAIスピーカーので、その機種のバリエーションも他社製品と比べて最も多く発表されています。
今回は、Amazon Echoの各製品と音声認識AIシステム「Alexa」を搭載してAIスピーカーと同様の機能を持った他のAmazon製品も含めて違いを比較し、おすすめを紹介していきます。
目次
Amazon Echo 各製品の特徴
まずは、日本未発売の製品も含めたAmazon Echoの各機種の特徴を見ていきましょう。
Echo Dot(エコードット)
- Echoシリーズの安価版
※コストパフォーマンスが一番良い - スピーカーの性能が低い
※外部スピーカーに接続可能なため、本体の音質の低さをカバーすることが可能 - 他社含めてもAIスピーカーの最安値(2017年11月時点)※6,000円程度
- お試し版としては、最適
- アメリカで最も売れているEchoシリーズ
※シリーズ全体売上の約50%
価格 | 5,980円(2017.11時点)※Prime会員:3,980円 |
特徴 | コンパクトサイズ |
スピーカー | 0.6インチ(性能:低) |
デュアルスピーカー | 対応なし |
音楽ストリーミング | 対応 |
マイク | 7個 |
オーディオ接続 | Bluetooth・3.5 mmステレオジャック |
モニター | なし |
色 | 2色(黒・白) |
スマートホーム連携 | 対応 |
サイズ | 32 x 84 x 84 mm |
重量 | 163 g |
おすすめ度 | ★★★★★ 4.5 |
Echo(エコー)
- Echoシリーズのスタンダード版
- スピーカーの性能が良い
※外部スピーカーにも接続可能。本体の音質で十分な音質性能 - 同じようなモデルで他社と比較して安い(2017年11月時点)※-3,000円程度
- Amazonプライム会員で4,000円の割引
※AmazonPrime会員の年間費が4,000円程度なので、1年無料でプライム会員になれるような感覚
価格 | 11,980円(2017.11時点)※Prime会員:7,980円 |
特徴 | 高機能スピーカー付き |
スピーカー | 2.5インチウーファー・0.6インチツイーター(性能:良) |
デュアルスピーカー | 対応 |
音楽ストリーミング | 対応 |
マイク | 7個 |
オーディオ接続 | Bluetooth・3.5 mmステレオジャック |
モニター | なし |
色 | 3色(黒・白・グレー) |
スマートホーム連携 | 対応 |
サイズ | 148 x 88 x 88 mm |
重量 | 821 g |
おすすめ度 | ★★★★★ 4.5 |
Echo Plus(エコープラス)
- Echoシリーズの高価版
- スピーカーの性能が良い
※Echoと同等以上 - スマートホームハブ機能が搭載
※この機能は、スマートホームのコントロール(ネットワークを通して家電操作ができること)ができるようにネットワークの経由地点として家電操作用の無線を送る機能になります。
日本でスマート家電として対応済みの「Philips Hue」という電球がありますが、この場合「ブリッジ」と呼ばれるハブも購入しなければなりません。「Echo Plus」ではスマートホームハブが内蔵されているので、「ブリッジ」を購入する必要がなく、これを代行します。
価格 | 17,980円(2017.11時点) |
特徴 | スマートホーム・ハブ内蔵 |
スピーカー | 2.5インチウーファー・0.8インチツイーター(性能:良) |
デュアルスピーカー | 対応 |
音楽ストリーミング | 対応 |
マイク | 7個 |
オーディオ接続 | Bluetooth・3.5 mmステレオジャック |
モニター | なし |
色 | 3色(黒・白・シルバー) |
スマートホーム連携 | 対応(+ハブ内蔵) |
サイズ | 235 x 84 x 84 mm |
重量 | 954 g |
おすすめ度 | ★★★★★ 4.5 |
Echo Spot(エコースポット)
- Echoシリーズ初のモニター版
※2.5インチ(直径6cm)の丸型版 - 日本発売予定なし(2017年11月時点)
- スピーカーの性能が低い
※外部スピーカーに接続可能なため、本体の音質の低さをカバーすることが可能 - 丸形で小型のため、映像作品向けではない
※使用用途として一番のメインは、テレビ電話など(日本ではサポート未定) - 視覚情報の分、料理・地図などのサードパーティ拡張機能の幅が若干広がる
価格 | 130ドル(2017.11時点) |
特徴 | コンパクト&画面付き |
スピーカー | 1.4インチスピーカー(性能:低) |
デュアルスピーカー | 対応なし |
音楽ストリーミング | 対応 |
マイク | 4個 |
オーディオ接続 | Bluetooth・3.5 mmステレオジャック |
モニター | 2.5インチ |
色 | 2色(黒・白) |
スマートホーム連携 | 対応 |
サイズ | 100 x 100 x 100 mm |
重量 | 420 g |
おすすめ度 | ☆☆☆☆☆ 不明 |
Echo Show(エコーショー)
- Echoシリーズの小型モニター版
※7インチの小型モニター - 日本発売予定なし(2017年11月時点)
- スピーカーの性能が良い
※Echoと同等 - プライムビデオなどの映像作品向も楽しめる
※日本ではサポート未対応(2017年11月時点) - 視覚情報の分、料理・地図などのサードパーティ拡張機能の幅が広がる
価格 | 230ドル(2017.11時点) |
特徴 | 画面だけでなくカメラ付き |
スピーカー | デュアル2インチスピーカ(性能:良) |
デュアルスピーカー | 対応 |
音楽ストリーミング | 対応 |
マイク | 7個 |
オーディオ接続 | Bluetooth |
モニター | 7インチ |
色 | 2色(黒・白) |
スマートホーム連携 | 対応 |
サイズ | 187 x 187 x 90 mm |
重量 | 1170 g |
おすすめ度 | ☆☆☆☆☆ 不明 |
Amazon Echo 各製品の比較一覧
各機種のスペックを一覧で比較しています。
名称 | Echo Dot | Echo | Echo Plus | Echo Spot | Echo Show |
画像 | |||||
日本販売 | 〇 | 〇 | 〇 | × | × |
価格 | 5,980円(※プライム会員:3,980円) | 11,980円(※プライム会員:7,980円) | 17,980円 | 130ドル | 230ドル |
特徴 | コンパクトサイズ | 高機能スピーカー付き | スマートホーム・ハブ内蔵 | コンパクト&画面付き | 画面だけでなくカメラ付き |
スピーカー | 0.6インチ(性能:低) | 2.5インチウーファー・0.6インチツイーター(性能:良) | 2.5インチウーファー・0.8インチツイーター(性能:良) | 1.4インチスピーカー(性能:低) | デュアル2インチスピーカ(性能:良) |
デュアルスピーカー | × | 〇 | 〇 | × | 〇 |
音楽ストリーミング | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
マイク | 7個 | 7個 | 7個 | 4個 | 7個 |
Bluetooth・3.5 mmステレオジャック | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
△(Bluetoothのみ) |
モニター | × | × | × | 2.5インチ | 7インチ |
色 | 2色(黒・白) | 3色(黒・白・グレー) | 3色(黒・白・シルバー) | 2色(黒・白) | 2色(黒・白) |
スマートホーム連携 | 〇 | 〇 | 〇(+ハブ内蔵) | 〇 | 〇 |
サイズ | 32 x 84 x 84 mm | 148 x 88 x 88 mm | 235 x 84 x 84 mm | 100 x 100 x 100 mm | 187 x 187 x 90 mm |
重量 | 163 g | 821 g | 954 g | 420 g | 1170 g |
おすすめ度 | ★★★★★ 4.5 | ★★★★★ 4.5 | ★★★★★ 4.5 | 不明 | 不明 |
Echo Dot・Echo・Echo Plusの違いは?
全ての機種で音声認識AIシステム「Alexa」を搭載しているので機能面(音声操作・Q&A・ニュース読み上げ等)では差はありません。つまり各機種の差はハード面になってます。
具体的に「Echo Dot」と「Echo」の違いは、スピーカーの違いで「Echo」の方がデュアルスピーカーで音質の性能が高いです。スピーカーなので音の出力部分で5,000円の価格差になっています。
また、「Echo」と「Echo Plus」の違いは、スマートホームハブが内蔵されているかいないかです。「Philips Hue」という電球の場合、別売りされているスマートホームのコントロールができるハブの機能をもったブリッジ(8,000円程度)の機能を「Echo Plus」は搭載しています。「Echo」と「Echo Plus」の価格差は、6,000円なので、将来性が高いスマートホームのコントロールを考えている人であれば、「Echo Plus」がお得になります。
画面付きの「Echo Spot」と「Echo Show」では、画面利用に関する部分で差はあります。テレビ電話ができたり、Youtubeを再生できたりと。今後プライムビデオ等も音声で管理できるようになるみたいです。ただ、日本では販売予定は未定ですが、、、
スマートホームのコントロールができるブリッジはこちらです。
Echo Dot・Echo・Echo Plusどれがいいの?
単純なんだけど、これが難しいところですよね。安くは買いたいし、でも将来性も考えて購入したいしと。とりあえず機種別におすすめをまとめました。
「Echo Dot」がおすすめな人
- とりあえず「Alexa」の機能を試したい人
- とにかく安く買いたい人
- 音楽やニュースの読み上げなどの音質を気にしない人、音楽を聴かない人
- スマートホームのコントロール機能が重要じゃない人
「Echo」がおすすめな人
- 「Alexa」の機能と音楽とコストをバランスよく考えたい人
- AmazonPrime会員の人(4,000円割引になるため)
- スマートホームのコントロールが重要じゃない人
「Echo Plus」がおすすめな人
- 将来性を考えて、スマートホームのコントロールを重視する人
- お金を気にしない人
- 全てを包括できる機種を求める人
最後に
ぼく個人では、一番好みに合うのは、「Echo Show」です。音声だけの情報ではわかりずらい場合もあるので、視覚情報で補完・よりわかりやすくなる部分が大いにあります。それに映画が好きなので、映像作品を楽しみたいからです。まあ日本では未発売ですが、、、ただこの機種のスマートホームのコントロールはできないので、やはり「Echo Plus」が一番かなと思います。他社製品を見てもこの機能はどこもないんですよね。しかもこれでも2万円しないので。
さすが、Amazonといったところですかね。とかくどれを購入しても今の生活をよりよくしてくれることは間違いないです。是非ご検討ください。
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